「転職することと転職しないこと、どっちのリスクの方が大きいんだろう?」
これまでに一度も転職した経験がなく、現在転職するかどうかを迷っている方なら、こんな悩みを抱えているかもしれません。
さきに今回の結論から申し上げると、現代においては、まったく転職をせずに1つの会社に留まることの方がリスクが大きいです。
私自身もこれまで計5回転職してきましたが、この年齢まで全く転職を経験してなかったら、「今頃自分はどうなっているんだろう?」と寒気を感じることがあります。
本記事では、「現代は転職しないことがリスクになる3つの理由」について詳しくご紹介します。
転職未経験者は信じられないかもしれませんが、1度転職しただけでも大幅に年収が上がることは多いです。
現代は転職しないことがリスクになる3つの理由【事実です】
まず現代の日本において転職しないことがリスクになる理由は、以下の通りです。
・会社への依存度が高くなる
・1つの会社でしか通用しなくなる
1つずつ紹介していきます。
年収がなかなか上がらない
多くの方がすでにご存知の通り、戦後の日本は高度経済成長の追い風などもあり、1つの会社にいても年々順当に年収が上がっていく良い経済状態が続いておりました。
しかし、現代の日本はすでに超高齢社会に突入し年々GDP(国内総生産)は下がり、サラリーマンの平均年収はここ30年間ほぼ横ばいor下降状態が続いております。
現代においては1つの会社にいても年収の上がり幅は限られているので、思い切って即戦力人材として転職して今よりも高い年収を狙いに行った方が間違いなくコスパが高いです。
そして私の場合は、その後心機一転外資系企業への転職を繰り返すことで順調に年収を上げることができました。
会社への依存度が高くなる
1つの会社で勤める期間が長くなると、どうしても(良くも悪くも)会社に対する依存度が高くなってしまいます(時に危険です)。
特にこれまでに一度も転職経験がなく今後も転職予定がない方なら、「今勤めている会社に見放されたらどうなるんだろう?」と不安な気持ちばかりが大きくなります。
一方これまでに転職経験がある方なら、いつでも転職できる状態が整っており、精神的にも会社への依存度は低い状態のままで済みます。
常にどの業界どの企業にも転職することができる状態がサラリーマンとして健康な状態です。
1つの会社でしか通用しなくなる
1つの会社で勤める期間が長いと、その会社でしか通用しないスキルが身につきます。
今後あなたがその会社に中長期的に勤める予定であればそれでも全く問題ありませんが、今後転職する予定があれば実は無駄なスキルもたくさんあります。
誰もができる仕事を長年自分しかできない仕事としてやっていたら、気づいたら転職できない状態になっているかもしれません。
転職経験が少ないと色んな会社で通用するスキルが見えなくなるので、できるだけ早く若いうちに転職経験を積むことを推奨します。
現代においてはどの業界・どの企業でも通用するスキルを身につけることが年収アップ・キャリアアップする近道になります。
転職回数を気にするのは日本だけ?にも書いてますが、現在私が管理職として勤めている外資系企業は、たとえ短い期間であっても転職することが当たり前という考え方が浸透しています。
若いうちに積極的に転職すべき最大の理由
若いうちに積極的に転職すべき最大の理由は、常に新しいスキルや豊富な経験を身につける必要があるためです。
高齢者ばかりが増える先が見えない現代の日本においては、多くの企業ができるかぎり中長期的に企業に貢献してくれる即戦力人材を獲得したいと考えています。
そして晴れて豊富なスキルと経験を積んでいる即戦力人材になることができれば、自ずとあなたの受け取る年収は上がっていく無双状態を作り出すことができます。
私個人的には年齢が20代〜30代のうちに積極的に転職して、新しいスキルや新しい経験を積み上げるべきと考えています。
特に20代のうちは求職者のポテンシャルを見込み採用する大手企業も多いので、求職者が転職しやすい年齢層でもあります。
ちなみに20代の外資系転職に強い転職エージェントにも書いていますが、20代のうちに外資系企業に転職するメリットは山ほどあります。
年功序列文化のある企業からはまず逃げるべき【必見】
現在のあなたが年功序列文化のある企業に勤めているなら、できるかぎり早いタイミングで転職することを強く推奨します。
年功序列文化が根強く浸透する企業は、前提として年齢が高い方や社歴が長い方から順番に高く評価する傾向が強いです。
このような企業に勤めてしまうと、いつまで経ってもあなたに昇給・昇進の機会は回ってこないので、極端に悪い言い方をすればあなたが年収アップ・キャリアアップできる機会を奪われてしまっています。
(もっとひどい言い方をすると、年功序列をよしとする企業は現代の隠れブラック企業と呼んでもいいくらいです。)
特に普段から業務でパフォーマンスを発揮していない上司が高い給料を受け取ることはおかしいと強く感じる方は、今すぐにでも転職活動をスタートすべきです。
今の会社に居続けることで将来後悔しないためにも、早速行動を開始しましょう!
年功序列の会社が永遠にやる気が出ない3つの理由にも書いていますが、年功序列が浸透している会社にいても成長することはできません。
将来が不安なら、まず転職エージェントに相談しよう!
現在のあなたがこれから転職しないリスクも含め将来に少しでも不安を感じているなら、まずは転職エージェントに無料相談することを強く推奨します。
あなたがまだ転職するかどうかわからない状況でも、転職エージェントは求職者のキャリアについて一緒に考える役割を担っているので、親身になってあなたの今後のキャリアについて考えてくれるでしょう。
そして転職エージェントへ相談していく過程で、現在のあなたに最適な次の転職先が見つかれば、そのまま転職し年収アップ・キャリアアップを実現しましょう。
私や私の友人・知人は、転職活動の際に複数の転職エージェントに登録して各社を比較することが多いです。
各転職エージェントの求人案件を比較することで、より良い魅力的な求人に出会う確率を高めることができるからです。
本当は自分に最適な求人があったのに、転職エージェントを1つしか利用していなかったばかりに、あなたに最適な求人を見過ごしてしまうことが最ももったいないことです。
実際に転職が完了した時点で、あとから本当はもっと良い条件で転職することができたのに。。と後悔する方も多いです。
転職エージェントは必ず2-3社同時に登録して、あなたの転職を成功に近づけましょう。
【まとめ】現代は転職しないことがリスクになる!
今回は、「現代は転職しないことがリスクになる3つの理由」についてご紹介してきました。
・会社への依存度が高くなる
・1つの会社でしか通用しなくなる
改めて今回の結論を申し上げると、現代の日本においては、1つの会社に居続けて転職しないことはリスクが大きいです。
確かに以前までの日本は1つの会社に勤め続けることが当たり前の時代が長かったですが、現代の日本では転職を繰り返すことが当たり前の時代になりつつあります。
なぜなら、現代の日本においては、転職を繰り返す方が効率よく年収アップ・キャリアアップを実現しやすいからです。
まずは現職に勤めながら転職エージェントに登録し、今後どのようなキャリアを形成していくのかを真剣に考えましょう。
特に今自分の市場価値を知っておくことは、中長期的なキャリア形成にも繋がりますし、自分が思ってもみなかった最適な転職先が見つかる可能性を広げることもできます。
もともと日系企業に勤める年収400万円サラリーマンでしたが、今では年収1,500万円の外資系管理職になることができました。